1.HTMLとはWebページのソース

HTMLは、webで共有される書式で、HTML5の時代になり、より高機能なwebアプリの環境を実現しています。パソコン・スマホ・タブレットなど、環境やOSの違いを超えた、情報共有の舞台です。webページが高機能になって、今やメモ帳でホームページを作る人はいません。本講座は、htmlを理解するために、実験的にメモ帳でhtmlを書いて確認することを目的としています。


Hyper Text Markup Language の略で、web上で共有される、共通規格の文書の書き方です。web上で共有されるため、コンピューターの種類・OS・言語を問わない国際規格の書式で、Text(文字)だけで作られた高機能なドキュメントです。インターネット上の文書を記述するために作られました。インターネット上を安全に配送されるため、中身は文字コードだけのものです。
htmlで書かれたテキストファイルは、ブラウザさえあればワードやエクセルなどなくても開くことができます。htmlのバージョンが上がるにつれ、多くの機能が追加され、メールやSNSや動画共有などにも使われ、ゲームなどにも使われています。
インターネットの拡大と共に、規格も進化し、現在はhtml5という時代になっている。30年前に勉強したhtmlの知識は、リニューアルしないといけません。昔の常識は、今の非常識になっているからです。この講座は、初めてではない人のものです。メモ帳一つで、実験しながら勉強できるようになっています。

●ブラウザとは
 HTML書式で書かれたソースを、埋め込まれたタグという命令語を判断し、画面を作るアプリです。インターネットエクスプローラー・エッジ(windows10以降、インターネットエクスプローラーの代わりに使われる)・グーグルクロム・ファイヤーフォックスなど、多くの種類があるが、基本的にはどれを使っても、同じようにページが表示される。それぞれ、性能を競って改定され、シェア争いをしているが、2020年現在グーグルクロムが50%以上のトップのシェアを占めている。htmlドキュメントの表示のためのブラウザですが、htmlが出来ることが増えている今、ブラウザはOSにもなっています。スマホは、殆どがブラウザで動くアプリです。そのため、windowsでないChromeBookというパソコンも登場しています。ブラウザで出来ないことをするのがパソコンの役割ですが、メールもSNSも、ワードもエクセルも、すべてブラウザで出来ます。ブラウザとは、オペレーションシステムで、htmlはそのオペレーションシステムで動くファイルです。ブラウザの動かないコンピューター環境はありません。従って、データの共有は、ブラウザを通して行われます。ブラウザを動かすファイルが、htmlです。


●現在のHLML5のバージョン
もともと、htmlのソースは、ファイルサイズを小さくするためのものだったので、数KBの小さなページ単位で作られていたが、現代は、数MBの巨大なものになっていて、基本的なHTMLタグの他に、CSSJAVASCRIPTなどのスクリプトが混じり、とてもテキストエディターだけでは作成できない巨大なソースになっている。


ページのソースを見たければ、ページ内を右クリックし、メニューの中の「ソースの表示」を選ぶ。左がedgeのメニュー 右がchromeのメニュー 背景が、表示されたソースの一部




このソースを作ることが、かつては「ホームページを作る」という作業でした。htmlの機能が拡大され、ソースを手書きしてhtmlを作ることは不可能になりましたが、ソースを理解できれば、コピペして編集することもできます。

●htmlの用途の拡大
htmlは、blogやホームページだけでなく、webアプリといわれる殆どで使われています。メールやfacebook・twitter・youtubeなども、中身はhtmlで作られています。htmlで作れば、パソコンでもスマホでも、windowsでもmacでも同じように使えます。言語や、コンピューター環境によらず、使えるものになります。

ポイント htmlは半角の記号英数文字の、英語のスクリプトで作られている。